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2006年9月25日 (月)

「瞬間」に強くなれるか!

はじめに
あらかじめお断りしておきますが、この文章は特定のホームページやコーチを攻撃したり批判したりするものではありません。あくまでも該当のホームページ上から推察される指導理念を私なりに解釈し、それと私の指導理念との比較を勝手にしたものです。

さてこの文章の下にもこの広告が(たぶん)載っています。「あなたの欠点を"瞬間"に直します・・・」。

・・・
プロコーチのブログに同業者のこうした広告を載せられてしまうのも情けないが、まあ広告掲載を承知の無料ブログなので仕方がない
・・・

このコーチの言わんとするところは「生徒の欠点は瞬間に直す・直る」ということでしょう。生徒多数・レッスン好評・DVD販売好調ということで、同業としてご同慶の至りです。

でもどうでしょうか。それが本当ならなぜ日本のテニスはこれほど弱いのか、そこまで行かなくても巷の数多のテニスファンはなぜもっと上手にもっと強くなっていかないのか?

しかし!私も断言しますが、
  フォームは5分で直ります!!!
生徒の打球上の欠点など、本当に5分もあれば修正できます。たぶん、どのコーチについてもそうでしょう。もちろん旧習から1歩も脱していないうそを教えられている場合は別ですが・・・

しかし、ここでまたもしかし!
そのフォームを継続させることはとてもじゃないけれど「瞬間」にはできません。そうでなければ私も、あなたも、とっくに日本どころか世界のチャンピオンになっているでしょう!世界中はチャンピオンだらけ!!!

修正したフォームを真に自分のものにするにはやはりそれなりの時間と努力が必要です。
当たり前のことですが・・・
そしてそれが(これが大事なことですが)試合で使えるようになるにはさらなる時間と努力を必要とするでしょう。だからこそ巷の凡人たちはチャンピオンに敬意をはらうのです。

はっきり言いますが、フォームのチェックで直ったといっても練習のラリーで使えるとは言えません。さらにそれを試合の緊迫した状況で効果的に出せるかどうかはまったく別の次元の話です。
だからこそわれわれテニスコーチという職業も成り立つわけです。

もう一つの問題は、これは私の持論です、
  テニスは「打ち方」ではなく「打ち返し方」だ
ということです。

しっかりと追いついて身になじんだ打ち方(フォーム)で打てればそれはすばらしい。
しかしテニスはゲームです。相手がいます。当然間に合わない場面や試したこともない打ち方を強要されるときもあるでしょう。というかテニスというスポーツはそればかりですよね!そんなときに「もう1歩動けば取れた、ちゃんとしたフォームで打てれば返せた」、とつぶやいて何の慰めになりますか?

緊急事態(つまりすべての場面ということです)で、あわてることなく常に的確なショットを打てるように適切な訓練を事前に生徒に施すのがテニスコーチの第一の仕事なのだ、というのが私の持論で、当然ながらそれには時間が必要です。

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